「防さび」とは、金属(鉄系)のサビを抑制する効果のことを指します。「防錆」と書いて「ぼうせい」と読むこともあります。防さび効果のある生地には、シート内に「気化性防錆材」が含まれており、常温で徐々に昇華(気化)して大気中の水蒸気に溶解します。水蒸気中に溶け込んだ防錆成分によって鉄系金属表面にできる不均衡電位を抑え、電気化学反応を抑制して防錆します。充分な防錆効果を得るには、さびつかせたくない対象物を防錆効果のあるシートでしっかりと包み込み、化学反応を抑制することが必要となります。また屋内の一般的な使用環境で、防さび効果は約3年間程度持続すると言われています。