綿帆布はシワがつきやすい商品です。使い込んだ風合いを楽しむ生地でもありますが、シワをとりたい場合は「水通し」をしてください。水につけたあと、バスタオルなどで水分をふきとり、てのひらで軽く叩いたり平らにして干します。
11号などの薄手の生地はシワが強くつきやすく、水通しをしても完全にはシワがとれないことがあります。その場合はアイロンを必ず当て布をしてかけてください。アイロンがけは基本NGですが、どうしてもシワをとりたいときだけ、注意して行ってください。
加工したバッグなどの日頃のお手入れも必要です。
帆布は縦糸と横糸で織り合わせているため、目にほこりが詰まりやすいです。
まずはやわらかいブラシなどで織り目に沿って表面をやさしくブラッシングします。小さい汚れは白い消しゴムでやさしくこすると汚れがとれます。
生機(きばた、加工をしていない生成りの生地)の場合は、頑固な汚れは歯ブラシに中性洗剤をつけてブラッシングし、濡れタオルなどで洗剤を落として陰干しします。
防水加工をした生地では、加工が落ちてしまう可能性があるためおすすめできません。