テント生地の製作・テント加工について
ビニデポテント生地やシート生地などの加工品・特注品を、プロの職人によるミシン技術と専用機械で、1点ずつ丁寧に製作いたします。ビニールカーテン製作やタープテントなど平シートのテント製作は、カートで簡単にご注文いただくことができます。サイズによって原反の生地巾が足りない場合にはミシン縫製や溶着による幅継を行います。
オプション加工も幅広く、お客様のご要望、ご指定に沿ったテント製作に対応できます。 大型サイズや特殊加工のご要望も、お気軽にお問い合わせください。
テント生地を使用した特注カバーなどの製作をご希望の場合はテント生地のオーダーメイドカバーをご覧ください。
テント製作の標準仕上げ・加工について
テントシートの周囲折り返し補強について
周囲折り返し・テープ補強
糸入り透明ビニール、透明ビニール生地、防炎メッシュシートなどの薄手の生地は、周囲4辺を折り返し、補強テープを縫い込んで補強します。
周囲折り返し・テープなし
デザインテント生地、ターポリンなどの生地や、ビニールシートの厚手の生地は、周囲4辺を折り返して縫い、補強します。(補強テープの縫い込みはありません)
周囲折り返しなし
防音シートなど、厚みが1mm以上の超厚手の生地は、周囲4辺の折り返し補強はありません。周囲切りっぱなしとなります。
ビニデポでご注文いただくテントシート(平シート)は、とくにお客様からのご指定がない限り、4辺のフチを折り返して補強する「標準仕上げ」で製作を行います。1.0mm以上の厚手のシートなど、補強の必要がない生地は折り返しがありません。生地によっては、白テープを縫い込んでさらに補強します。
どの仕上げになるかはそれぞれの生地のオーダーページをご確認ください。
標準仕上げのハトメ種類・ハトメ位置について
上辺(W方向)のみ
ビニールカーテンなど、シートを吊り下げる用途に適しています。
4辺
パイプフレームへの取付など、周囲をロープで張って使用するのに適しています。
天地(W方向)
シートの長辺のみにハトメをつけられます。大型サイズは帯ピケットなどによる固定が必要になる場合があります。
左右(H方向)
シートの短辺のみにハトメをつけられます。大型サイズは帯ピケットなどによる固定が必要になる場合があります。
標準ハトメの種類は、シートのサイズにもよりますが、25番、28番の真鍮ハトメが標準となります。
床養生等でハトメが不要な場合、ハトメなしで製作することもできます。
標準ハトメは、個数によって金額は変わりません。
ビニデポでは、特にご指定がない限り200mmピッチでおおよそ均等にハトメを配置します。
真鍮以外のハトメや、アイレット・グロメットの種類指定、ハトメピッチや加工位置・個数のご指定をご希望の場合は、別途お見積もりいたしますのでお問合せください。
店舗テント・軒先テント・通路テントの製作
ビニデポでは、標準の平シートだけでなく、大型のテント屋根・通路テント・軒先テント・庇テント・オーニングテントや、その他の立体・変形のテントシート、テント生地を使用した機械カバー、屋外用カバー、ボックスカバー、養生マットなど、さまざまなテントシート加工品を製作できます。
テント生地やシート素材も多数取り扱っています。お気軽にお問い合わせください。
テントシートのオプション加工
包みピケット
風などでシートが煽られたり飛ばされたりしないようにするために、フレーム(骨)を覆う骨巻用としてシートを固定できるピケットを溶着します。
帯ピケット
包みピケットと同様、テントをフレームに固定できる帯ピケットを取り付けます。全体に負荷が分散され、高い煽り止め効果があります。
パイプ用袋加工
巻き上げテント、開閉式テント、パーゴラ、オーニングテントなどのフレーム端部やガイロカン用のパイプ、チューブ等を通すための袋加工です。
立体テント・特殊形状
軒先テントや庇テントの立体加工・変形テントシートなど、ご希望の形状に加工できます。シートの加工に合わせてハトメの種類変更・ピッチ指定なども対応可能です。
切り欠き加工
設置場所に障害物がある場合や凹凸を避ける場合に、位置やサイズを自由に指定し切り欠きを施すオプション加工です。切り欠きした箇所には、折り返し補強を行います。
フリル加工
ストレートフリルや波型フリルなど、ご希望の形状加工が可能です。テントシートとは別で製作するセパレートタイプと、テントシートに縫い合わせる一体型タイプを選べます。
ハトメ加工
ハトメの追加や、サイズ、素材の変更が可能です。テントのカラーや、使用環境に合わせてさまざまなハトメをお選びいただけます。
テント生地に使用するハトメについて
ビニデポでは23番~28番までの真鍮ハトメは、何個でも無料でテントシートに取り付けできます。(カートでご指定いただけるのは標準の25番、28番です)
ハトメのサイズや種類の決まりはありませんが、2mx2m程度であれば25番ハトメ、4mx4m程度の大きさになると28番ハトメなどが一般的です。お客様による指定がない場合は、25番(真鍮)のハトメを使用します。水気や湿気が多い場所では錆びにくいステンレスハトメを採用するなど、使用する環境に合わせてハトメの種類を変更することもできます。
一般的なハトメ間隔は、雨よけテント・日よけテントの用途で150mm~200mm間隔、テント生地を使用したシートカーテンなどであれば、およそ200mm間隔が一般的です。
ハトメサイズ表
アイレット | グロメット | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
21番 | 23番 | 25番 | 28番 | 30番 | 32番 | 35番 | 2番 | 3番 | 5番 | |
外形(mm) | 14 | 16 | 19 | 23 | 28 | 34 | 44 | 22 | 23 | 31 |
内径(mm) | 7 | 8 | 9.5 | 12 | 15 | 18 | 24 | 9.5 | 11 | 16 |
- 表が途切れている場合はスクロールしてご覧ください。
ハトメ変更・追加オプション価格表
アイレット | グロメット | |||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
21番 | 23番 | 25番 | 28番 | 30番 | 32番 | 35番 | 2番 | 3番 | 5番 | |
真鍮 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 200円 | 350円 | 70円 | 70円 | 140円 |
アルミ | 別途お見積り | - | ||||||||
黒ニッケル | - | 30円 | 50円 | 70円 | - | - | - | 90円 | 120円 | 220円 |
ニッケル | - | 30円 | 40円 | 50円 | 70円 | - | 400円 | - | 100円 | - |
ステンレス | - | - | 60円 | 80円 | 100円 | - | - | 120円 | 140円 | 250円 |
- 1箇所あたりの材料・作業費を含む価格です。
- 「-」の欄はお取り扱いがないか、別途ご相談が必要なハトメです。お問い合わせください。
- 表が途切れている場合はスクロールしてご覧ください。
ハトメの変更・追加について
ハトメはアイレットとグロメットの2種類があります。
アイレットは、表面の金具と裏面の金具で生地を挟む一般的なハトメです。ビニデポでオーダーメイドをご依頼いただく際、特にハトメの種類について指定がない場合は標準ハトメとしてアイレットを使用します。
グロメットはオニハトメとも呼ばれるハトメで、金具の内側にツメがあり、取り付けた際にツメが生地に食い込むことで強固に生地と密着します。
風の影響を受けやすい場所へ設置する場合や大型屋根など、設置規模・環境に合わせてグロメットに変更することも可能です。
ハトメの素材は、真鍮・アルミ・ステンレス・ニッケルからお選びいただけますが、アルミは真鍮より柔らかい素材で軽いのが特徴で強度がないため、テントやカーテンには不向きです。限定的な用途で使用できる場合がありますのでご相談ください。
一般的に使用されている真鍮は強度も十分にあります。素材の指定がない場合は真鍮25番(無料)になります。
ステンレス素材は、強度・耐久性に加えて耐食性が高いため、水気のある場所や風などの影響が強い場所でテントシートを使用する際にはステンレス素材のハトメをおすすめします。
ニッケル素材は、アルミ製よりも強度にすぐれています。大型屋根や、高い強度を求めるテント生地に最適ですが、1箇所のハトメに強い力を加えるとテント生地が損傷しやすいため、ハトメに均等に力がかかるように設置する必要があります。
トラックシートのオプション加工
三角ピケット加工
あおり・バタつき防止に、トラックに固定するための三角型ピケットを取り付けます。ピッチや取り付け位置を指定することができます。
帯ピケット加工
三角ピケットと同様、あおり・バタつき防止に、トラックシートを固定するための帯状のピケットです。長い距離を固定することが可能です。
四隅三角補強加工
特に力のかかる四隅のハトメ部分に補強布を追加します。四隅が先に劣化するのを抑えて長く利用できるようにします。
絞りロープ加工
ハトメやゴムロープが使用できない面に対応するため、シートの一辺を袋加工し、ロープを通して絞ることで、荷物の押さえを効きやすくします。
切り欠き加工
荷台サイズにシートを合わせたり、荷台にある構造物を避けてシートを取り付けたい場合に、切り欠き加工を施してフィットさせることができます。
センターライン加工
荷掛けの際シートを均等にするための目印として、シート中央にセンターラインを施します。センター以外の加工位置も指定できます。
車番印刷(シルク)
複数台が乗り入れる環境での利用や、シートサイズの判別などに、車番をシルク印刷することができます。
ロゴ・名入れ
トラックシートに社名・店名・品名・ロゴなどを印刷します。印刷に不向きな生地の場合は、カッティングシートで代用するケースがあります。
トラックシート向け生地一覧
トラックシート製作・オーダーメイドのお見積り依頼・ご注文はお問い合わせ・お見積り依頼フォームよりお問い合わせください。
製作・加工について
高周波ウェルダー・熱板溶着
テント生地専門の専用溶着機
高周波ウェルダー・熱板溶着
テント生地専門の専用溶着機
テントシートのオーダーメイド製作では、特殊な専用機械で反物と反物を溶着し、1枚の大きなテントに仕上げます。
テントシートは人が上に乗って歩けるほど強力に圧着・溶着され、雨などの浸水もありません。
テント生地の素材によっても適した溶着方法が異なり、高い技術を要します。熟練のプロだからこそ可能な製作方法です。
1点1点、真剣に、ていねいに。
プロの職人による手縫い・ミシン縫製
1点1点、真剣に、ていねいに。
プロの職人による手縫い・ミシン縫製
テントシートを溶着したら、次は業務用のミシンを使用して縫製加工します。
テント生地の素材や厚みに合わせて使用する糸を判断し、加工方法に合わせた縫製を、ベテランの職人が技法を駆使して製作します。
ビニデポでは、ひとつひとつ最適な方法と素材選び、加工技術によって、長期間ご使用いただける製品を製作します。
よくあるご質問
雨よけテントのご質問
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テント・ビニールカーテンの取付は、DIYできますか?
テント・ビニールカーテンの取付方法・DIYについては、姉妹サイトの「ビニプロ.com」でご案内しています。
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耐用年数が長いテント生地はどれですか?
テント生地を使用する用途や環境によって耐用年数が異なります。
テント屋根などとして使用する場合、防水テント生地のウルトラマックスなどは10年前後使用可能、劣化しにくい環境であれば15年以上利用されているケースもあります。
透明ビニールや半透明ビニールは、シートカーテンやビニールカーテンには向いていますが、テント屋根の場合は紫外線に対しても耐用性があるウルトラマックスやハリケーンがおすすめです。
デザインテント生地の中では、店舗テントや駐輪場などのテント屋根として使用されているニューパスティなどの張り替え目安が8~10年前後となります。
半透明のテント生地をお求めの場合、シェルパクリアなどは7~10年前後ご利用いただけます。