ゲリラ豪雨・台風から建物を護る!場所別・最適な水害対策(止水板・土のう)特集

止水板・吸水性土のうなどの水害対策資材を使用場所に応じて選べる徹底ガイド!

水害対策でよくある「落とし穴」

「とりあえず土のうを置いたが、隙間から水が侵入した」「重すぎて設置に時間がかかり、浸水に間に合わなかった」

水害は「迫ってから」では遅すぎます。工場・倉庫・店舗から住宅まで、侵入経路に合わせた適切な備えが必要となります。

また、水害対策用品は、設置する「人手」「保管場所」「予算」によって適したものを選択することになります。自治体の防災倉庫での備蓄から、工場・店舗・住宅の浸水対策まで、失敗しない水害対策資材の選び方を完全解説します。

水害対策製品の比較

砂入り土のう袋・吸水性土のう・止水板

砂入り土のう

  • 安価で施工自由度が高い
  • 事前準備と重労働が必要

吸水性土のう

  • 軽量・コンパクト保管
  • 使用後の水抜き・処理手順に注意

止水板(フェンス)

  • 繰り返し使えて止水性が高い
  • 初期コストがかかる

水害対策資材の選び方

設置場所による推奨資材

設置場所 直面するリスク 推奨対策資材 特長・選定理由
工場・倉庫の搬入口 大型シャッター下からの広範囲な侵入 止水板(脱着式・ボックス型) 設置スピードが速く、大面積の水を確実にブロック。
店舗・オフィスの玄関 自動ドアや隙間からの浸水 吸水性土のう(吸水バッグ) 保管時はコンパクト。水に浸すだけで迅速に展張可能。
地下駐車場・スロープ 一気に流れ込む大量の流入水 軽量止水板+砂入り大型土のう 水圧に耐える重量とシートの併用で完全防水。
敷地内の排水口・枡 下水逆流による内水氾濫 止水シート+重石用土のう 排水口を上から密閉し、下からの吹き出しを防止。

資材タイプ別のメリット・デメリット

資材タイプ 得意な設置場所 メリット 留意点 導入先の例
吸水性土のう 玄関・自動ドア・地下階段 水に浸けるだけで軽量・省スペース保管 使い捨てメイン(再利用に制限あり) 個人・小規模店舗・自治体備蓄
砂入り土のう袋 不整地・河川増水・隙間埋め コスト重視・形状変化に対応 砂の用意と搬入に重労働が必要 自治体・建設現場・大規模施設
脱着式 止水板・パネル 工場搬入口・大開口部 高い止水性・繰り返し使用可能 初期導入コスト・事前工事が必要な場合あり 法人(工場/倉庫)・ビル管理
防水シート+重石 排水口の逆流防止・ベランダ 広範囲を覆える・汎用性が高い 単体では固定力・密着性に工夫が必要 個人・法人すべて

想定浸水高が1mを超えるような、ハザードマップで被害が甚大になり得るエリアでは、建物自体の補強や上階への避難を最優先にしつつ、複合的な止水構造をご検討ください。

河川敷や大規模施設に

砂入り土のう袋

河川の増水などに備え、整地されていない場所に設置したり、隙間を埋めるには、形状の自由度が高い従来の砂入り土のう袋が適しています。充填用のスタンドや保管用の土のうステーションなどを活用し、素早く対応できるように準備しましょう。

保管場所に困らない!

吸水性土のう

個人商店や自治体など、保管スペースに限りがある場合には、吸水性土のうを用意しておくのがおすすめ。水につけるだけで良いので、砂の用意や運搬に困ることがありません。

使った後どうする?吸水性土のうの脱水・廃棄プロセス

脱水処理

天日干しまたは脱水剤による脱水処理で再利用!

吸水土のうは、再利用が可能な商品も多くあります。
天日で数日間乾燥させることで水が抜け、元のサイズ近くまで縮みます。また、専用脱水剤等をふりかけることで、短時間で内部のゲルから水を押し出すことが可能です。

※再利用が可能か商品か必ず確認してください。
※使用する商品の説明書を読み、必ず説明に従って処理してください。

廃棄方法

吸水土のうは乾けば軽く・嵩張らない!

脱水後は、多くの場合一般ゴミ(可燃ごみまたは不燃ごみ)として処分できます。
自治体・事業者のルールに従い分別して廃棄しましょう。

※法人・自治体で大量に廃棄する場合は、産業廃棄物処理(プラスチック類・不燃物扱い)となる場合があるため、地域の処理基準をご確認ください。

砂を捨てる場所に困る都市部やマンション・店舗などでは、使用後の処分が手軽な吸水土のうの備蓄を検討してみてはいかがでしょうか。

設置にかかる人数と時間も資材選択の決め手!

従来の「砂入り土のう」は1袋あたり約15〜20kgあり、運搬や積上げには頑丈な大人の手数が欠かせませんでした。
しかし、最新の「吸水性土のう」は使用前はわずか200g〜500g前後。水に浸すだけで約3〜5分で膨らみ、女性やご高齢の方、あるいは夜間に1人で駆けつけた店舗スタッフでも素早く設置が完了します。

また、スタンド状に広げるだけの軽量止水パネルも、ネジ止めや工事不要で置くだけで設置できるタイプが増えており、BCP(事業継続計画)の初期対応スピードを劇的に向上させます。

水深が深い場合や、水圧がかかる場所でも土のう袋は有効?

水害対策で最も注意すべきは「水圧」です。水位が上がるほど押し寄せる力は大きくなり、資材が押し流されたり隙間から浸水したりする原因になります。土のうは水深30cm〜50cm程度までの対策に適しています。2段・3段と積み重ねる場合は、水圧に耐えるため「ハの字」のように奥へ向かって末広がりに積むのが基本です。工場や地下駐車場など、大量の水が一気に押し寄せる場所には水深50cm〜1m前後の高い水圧にも耐えられる設計の止水板の設置を検討してください。

使用頻度が高いなら

据え付け・脱着型止水板

水害が多く使用頻度が高い地域や、施設の自動ドアなど、水害対策が頻繁に必要な場合は、据付・脱着型の止水板を準備しておくことをおすすめします。また、浸水の深さが高くなる場所でも有効です。

広い場所・細かい場所にはさらに止水シート・吸水シートを活用

土のうにはさまざまな種類があります。中には、広い範囲をカバーしたり、アタッチメントで連結して設置できる土のうもあります。水害対策を行う場所や使い勝手に応じて適した土のうを選択することが大切です。

また、土のうによる浸水対策以外にも、戸あたり、すき間目地を埋めるための止水シート、パッキン材、シーリング材などで、細かい場所からの水の侵入を防ぐことも大切です。
また、吸水シートがあれば、雨が上がった後にできた水たまりの水を処理し、グラウンドなどを早く復旧させるのに役立ちます。

いざという時に焦らない!平時の保管方法と備蓄のタイミング

台風発生のニュースを見てからご注文いただいた場合、配送の遅延や欠品により「浸水に間に合わない」リスクが非常に高くなります。水害対策資材は、出番がない時期でも備蓄しておく必要があります。「いかにコンパクトに備蓄しておけるか」も気になるポイントです。

平時の保管場所

吸水性土のうや止水板(折りたたみ型)は、未開封であればダンボール数箱分程度で100枚近くを保管できます。湿気の少ない屋内倉庫や、玄関脇の備蓄スペースに常備しておくのが理想的です。

備蓄の目安(いつ買うべきか)

もちろん出番がない状態が一番ですが、まだ何も準備していない場合は、今すぐ準備しましょう。
いつ始めても早すぎるということはありません。
また、毎年、水害シーズン(6月〜10月)に入る直前の春頃までに点検・補充を済ませておくことを推奨します。

収納して持ち運び

簡易テント・担架の備えを

災害時には、一時的に避難所で夜を明かす必要に迫られる場合があります。簡単に収納して持ち運べる簡易テントには、屋外でも使用できるタイプも。袋にしまって壁などにかけておけるコンパクトな担架は、工場・倉庫・店舗・商業施設・学校・体育館・スポーツ施設・避難所などの複数箇所に常備しておくと、いざというときに役立ちます。

ビニールシートの機能性や用途別に探す

ビニデポでは様々な機能性のあるテントシート・ビニールシートを取り扱っています。防水・防汚などの機能性・用途別に生地をお選びいただけます。